エクセルで時間の足し算を正しく表示させたい
エクセルで時間の足し算を正しく表示させたい時は、表示形式を角かっこ[]で囲んで表記します。
例えば勤務時間の合計を求めたいときに、正しい計算では「24:15」となるところが、「0:15」と表示されることがあります。
これは、「時刻は24時を過ぎると0時に戻る」という性質によるものです。
セルの書式設定→表示形式において、「[h]」のように、角かっこで囲んだ表示形式を使用すると24以上の時間をそのまま表示できます。
(1)セルの書式設定画面を表示する
(2)表示形式タブをクリック
(3)ユーザー定義をクリック
(4)入力欄に「[h]:mm」と入力し「OK」をクリック
(設定結果は表示形式画面内のサンプル欄で確認できます)
エクセルで時間の掛け算を正しく表示させたい
また時給単価と勤務時間をかけて給与を求める場合にに、勤務時間を「5:30」としていると計算結果がおかしくなります。
これは計算に「5:30」のシリアル値である「0.2291666・・・・・・」が使われているためです。
シリアル値とは、Excelにおいて、日時を計算処理するために格納されている数値のことで、起点日を元に、経過日数と時間を通算した値を示します。
つまり、Excel上での1時間は、1日を24で割った「0.0416666・・・」という小数点の値になっており、12時は「0.5」、6時は「0.25」となっているのです。
このような計算をする場合には「時:分」単位の「5:30」を「時間」単位の5.5に換算する必要があります。
時刻のシリアル値は4時間を1とみなした少数なので、シリアル値に24を描ければ「5:30」の数字を「5.5」に換算できます。
その時間を時給単価とかけ合わせれば、正しい給与を求めることができます。